
目次
結論(先取り)
「人気ブランドの高額パーツが複数点そろっている」or「不動車・事故車で車体としての評価が低い」なら、パーツ単売が“理論上”もっとも高くなる可能性が高いです。
ただし、メルカリ10%、ヤフオク約8.8〜10%の手数料+高額・大型パーツの送料+トラブル対応の手間で、“実際の手取り”が想像より減る(精神的コストも高い)点に注意しましょう。
時間・梱包資材・写真撮影・やり取りの手間をかけたくない/一括で早く現金化したいなら、車体ごと(業者へ)が総合的に安全で高パフォーマンスになるケースが多いです。
まずは「方法別コスト・手間」を冷静に比較しましょう
観点\方法 | パーツ単売(個人売買) | 車体ごと売却(業者買取) |
---|---|---|
理論上の売却額 | 高くなる可能性大(人気パーツは単体で高額) | パーツ価値まで完全には反映されにくい |
手数料 | メルカリ:10%/ヤフオク:最大10%前後。PayPayフリマ5%なども。 | 0円(手数料は原則なし) |
送料 | すべて自己負担 or 購入者負担を要調整。大型パーツほど圧迫。 | 0円(出張買取なら引き上げ費用も無料が一般的) |
現金化スピード | 成約・入金まで時間がかかる(1点ずつ) | 即日〜数日で入金可 |
トラブル率 | 高い(未入金・返品・「思っていたのと違う」問題など) | 低い(契約後の返品は基本なし) |
必要な手間 | 撮影・採寸・説明文・梱包・発送・メッセ対応 | 査定に立ち会うだけで完結 |
精神的コスト | 高い | 低い |
メルカリの販売手数料は10%です。(=10万円で売れても手取りは9万円)
※公式ヘルプ。ヤフオクの落札手数料は原則10%(実質8.8%)前後です。(口座条件によって振込手数料も発生)
宅配買取の入金は3〜7日が目安です。(2りんかんの案内)
「パーツだけ売った方が“本当に”得」な代表的ケース
1) プレミア/有名ブランドの高額パーツを複数持っている
マフラー:〜8万円(CTN)〜12万円(Oikura)クラスの事例あり。チタンや有名所(ヨシムラ、モリワキ等)で高値が期待できます。
ヘルメット:Arai RX-7 RCなら〜85,000円前後の買取事例。用品も“立派な資産”です。
→ 車体込みの一括査定だと、これらの“プレミア価値”が十分に評価されないことも。
パーツ単売で「個別に欲しい人」に直接売ると、車体売却額+αを狙える可能性は高いです。
2) 不動車・事故車・書類なし車両で、車体評価がほぼ0に近い
「走らない」「直すのに高い」→車体としては値が付かないが、パーツは使えるケースになります。
ホイール・メーター・レア外装・電装ユニット・キャブなど、部品取り需要は常にあります。
3) 時間も梱包資材も用意でき、個人売買のやり取りに慣れている
高額パーツを1点ずつ丁寧に販売します。
送料・手数料を見込んで“逆算価格”を設定できる人は、総額で最も伸びやすいです。
「車体ごと売る(業者へ)」が得な/安全なケース
1) 時間がない・遠方に住んでいる/相続や遺品整理の一環
即日〜数日で現金化したい/名義変更・廃車・自賠責精算なども丸投げしたい。
岩沼・仙台のように地方広域対応の業者なら、出張・引き上げ・書類代行まで無料が一般的です。
2) パーツにプレミアがない/相場が読めない
マフラーやホイール、メーターにブランド性や希少性がなければ、1点ずつ売る手間に見合わないことが多いです。
送料と手数料を引いたら、「あれ、業者の車体買取のほうが総額高い」は実際によくある話です。
3) 個人売買に慣れておらず、トラブルに耐えられない
未入金/返品要求/“説明不足だ”クレーム/評価荒らしなどは、想像以上に精神を削ります。
一括でプロに売る=交渉・返品・配送トラブルが基本ゼロです。
主要パーツの「ざっくり相場感」はこちら
(※ブランド・状態により大幅に変動します)
パーツ | 目安相場(買取) | 備考 |
---|---|---|
マフラー | 〜8万円(CTN)〜12万円(Oikura) | ヨシムラ・モリワキなど人気ブランドは高値。チタン◎。劣化で下落。 |
ヘルメット | 〜85,000円(ARAI RX-7 RC) | 用品も高額。状態・年式・規格(SNELL/PSC)で差。 |
メーター・電装 | 数千円〜数万円 | 旧車・絶版車は「出せば売れる」ことも。 |
ホイール | 数千円〜数万円 | 社外・軽量・美品は◎。大型送料に注意。 |
外装(カウル・タンク) | 傷少なければ高め | レアカラー・限定車はプレミア化も。 |
サス/ブレーキ周り | 状態・OH必要の有無で大きく変動 | オーリンズ/ブレンボなどは強い。 |
Point:
“買取相場の天井”がわかるのは、業者の買取記事や実績公開ページ。まずは複数社へ事前査定(LINE・メール)を投げて、“最低限の底値”を把握し、その上で個人売買へ回すかを決めるのが合理的です。
「手取り額シミュレーション」で冷静さを取り戻しましょう
例:10万円で売れそうなマフラーをメルカリで出品
販売手数料:1万円(10%)。
送料:大型ゆうパック/らくらく便などで2,000〜3,000円超も現実的(ここは各社料金表で要確認)。
梱包資材・時間・やり取りコスト(目に見えないが確実に消耗)
→ 手元に残るのは約86,000〜87,000円前後。
→ 一方で、業者買取の提示が“8万円”なら、差額はせいぜい数千円〜1万円強。手間とリスクに見合うか?が判断基準になります。
まとめ:判断手順テンプレ(保存版)
まずは“総額”を見る
車体まるごとの買取額(複数社)
高額パーツの個別買取額(複数社)
パーツ単売の“手取り額”を試算
手数料(10%前後)+送料を引いた数字で比較する。
時間とリスクを“お金に換算”して考える
梱包/撮影/出品/コメント対応/発送/トラブル対応=何時間?
その労力が1万円の差額に見合う?
「相続・遺品整理・不動車」は迷わず“一括買取 or 代行”を軸に
手続き・代行・スピード重視。
最後に
“高く売る”だけが最適解ではありません。
あなたの「時間」「心の余裕」「安全性」まで含めた“トータルの得”で判断しましょう。
迷ったら、先に複数の業者へ“無料の事前査定”を投げて、最低ラインを確定させるのが最短ルートです。
仙台・岩沼エリアでの出張対応可。
パーツ単売 or 車体売却の両方の見積りを同時に出せます。
「まずは相場だけ知りたい」でも歓迎です。お気軽にどうぞ。■ 電話:0120-97-4881(8:00〜19:00)
■ LINE・メール:24時間受付 今すぐLINE無料査定を申し込む
■ 即日出張可能・名義変更・廃車・遺品整理との連携対応も可能